Excelにない関数を単語登録しよう!
2021.05.04
 統計計算には、SPSSやR、あるいはJS-Starや「こんにちは統計学」(笑)のような専用アプリやサイトを使いますが、さらりとExcelを使うことも少なくありません。

 ただしExcelの関数やデータ分析では足りないものもあります。

 その一つが「相関係数」を求めるときに不可欠の「無相関検定」です。Excelで相関係数を求めるには「CORREL関数」か「PEARSON関数」を使います。使い方と機能は、どちらも変わりません。しかし、ここで求められた相関係数が有意かどうかは無相関検定で確かめる必要があります。ところがExcelには無相関検定の関数がありません。

 そこで私は、無相関検定を確かめる計算式(関数)を漢字変換ソフトに単語登録して使っています。

 私は漢字変換にはATOKを使っていますが、「むそう(変換)」で、次の関数が表示できるよう単語登録しています。

=TDIST((ABS(S)*(SQRT(N-2)))/(SQRT(1-S^2)),N-2,2)

 それぞれの英字の意味は、次のとおりです。

  S = 相関係数
  N = データ数

 Excelの画面で相関係数とデータ数がわかっているときは、それぞれの英字の部分にセルの座標を入れてください。

 なお、「こんにちは統計学」では、「相関係数」を求める際、無相関検定も同時に計算してくれます。面倒でしたら、こちらをお使いください。

※Googleスプレッドシートでも使えます。

こんにちは統計学:ピアソンの積率相関係数と無相関検定
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